たろさんの心メンテ講座

1分で読める! 専門用語ナシの心理学講座

#2-4.相手の気持ちを否定してない?

心と体のカウンセリングオフィスTARO san(たろさん)です🐾

 

人間関係がこじれるフレーズ※

(※相手の提案や主張に対する第一声で使われる場合)

 

「でもー」

相手の主張に対する第一声「でもー」は相手にとって自分の気持ちや主張を否定されたと思わせるフレーズになります。

会話していて何気に使うことがありますよね。
例えば…
Aくん:「あの映画もう観たんだよね? どうだった?」
Bくん:「でもー、個人的には結構おもしろかったよ。」

Cさん:「週末の野外ライブ楽しみだね。」
Dさん:「でも天気が心配だよねー。」

このような会話はわりと日常的な感じだと思います。
だから多少気になっても受け流せる程度だったりします。
なぜならBくんの「でもー」は否定ではなく謙遜的なニュアンスが含まれているためです。
Bくん:「(あくまでも自分個人の意見だから正しいかどうかは分からないけど)でもー、個人的には結構おもしろかったよ。」といった感じでしょうか。

またDさんの「でも」はただ同意が省略されているだけと受け取れそうです。
Dさん:(ホント楽しみだねー。)でも天気が心配だよねー。」

では例えば仕事場面のこんな会話だったらどうでしょう。
後輩:「今回はA案が最善かと思うんですがいかがでしょうか?」
先輩:「でも、クライアントさんの意向を再度確認したほうがいいよね。」

もしかしたらこの後輩、クライアントさんと何度も丁寧な打合わせをした上で確信を持って先輩に提案したかも知れません。にも関わらずこの返しをされたならゲンナリですね。

 

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以上、「でもー」についてでした。
※あくまでも相手の主張に対する第一声での使用であって、まったく使うべきではないということではありません。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました☺